東武スカイツリーラインの鐘ヶ淵駅は、墨田区の最北端に位置し、隅田川や荒川に近い、水辺の落ち着いた住宅エリアです。浅草まで約10分というアクセスの良さに加え、昔ながらの商店街や公園があり、家賃相場が手頃なことから、「再開発されていないからこその暮らしやすさ」が魅力のエリアとして知られています。この墨田エリアにあるクレヴィスタ墨田は、都心への近さと、落ち着いた下町の暮らしやすさを求める方から注目されている賃貸物件です。
「治安は実際のところどうなのか」を、口コミのイメージだけで判断するのは不安が残ります。そこでこの記事では、墨田区が公表している犯罪データと、向島警察署の管轄・交番情報をもとに、クレヴィスタ墨田周辺の治安を、できるだけ具体的に整理します。良い点だけでなく、注意したい点もあわせてお伝えします。
目次
- 墨田・鐘ヶ淵エリアの特徴と住みやすさ
- データで見る墨田区の治安
- クレヴィスタ墨田周辺の治安の考え方
- 墨田を管轄する向島警察署と交番
- 墨田区の防犯対策と補助金
- データから考える対策のポイント
- 入居前にやっておきたい治安チェック
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
1. 墨田・鐘ヶ淵エリアの特徴と住みやすさ
「墨田」は、墨田区の北部にある町名で、墨田1〜5丁目があります。鐘ヶ淵駅は墨田5丁目にあり、墨田区の最北端の駅です。隅田川に近い立地で、駅名の「鐘ヶ淵」は、隅田川沿いの地名に由来しています。
浅草・北千住方面へアクセス
鐘ヶ淵駅は、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の駅で、浅草まで約10分、押上(スカイツリー)や北千住方面にも出やすい立地です。各駅停車のみの停車駅のため、急行などを使う場合は、乗り換えが必要です。
下町情緒の残る住宅街
駅周辺は、昔ながらの下町の雰囲気を残す住宅街で、昔ながらの木造家屋も残り、町工場や住宅が混在する、庶民的なエリアです。大規模な商業施設や繁華街はありませんが、その分、静かで落ち着いた環境が広がります。
買い物・商店街
スーパーのベルクス墨田店をはじめとした買い物環境があり、しらひげセンター商店街など、地域密着型の商店街もあります。スーパーやドラッグストア、コンビニ、100円ショップなどが近隣にあり、買い物には便利という声があります。一方で、駅の周りが栄えていないという声もあります。
公園と水辺
隅田川や荒川といった河川に近く、東白鬚公園などの大きな公園も、徒歩圏にあります。水辺の自然が身近なエリアです。
家賃が手頃
23区内でも、家賃相場がリーズナブルなことが、このエリアの大きな魅力として挙げられています。
2. データで見る墨田区の治安
治安を客観的に判断するには、公表されている統計を見るのが確実です。墨田区は、区の公式サイトの「自転車の盗難防止対策」のページで、区内の犯罪の状況を紹介しています。
令和7年の区内の状況
- 区内の犯罪認知件数:減少傾向にありますが、令和7年1月から12月までの間に、1,992件が発生
- 最も多い犯罪:自転車の盗難で、全体の約28%を占める
- 自転車盗の被害の特徴:被害にあったケースの約57%は、自転車に鍵をかけていなかった
東京都全体の傾向
警視庁の「東京の犯罪(令和7年版)」では、令和7年中の都内の全刑法犯の認知件数は99,349件で、窃盗犯が6割以上を占めています。特殊詐欺の認知件数は4,350件、被害総額は約282億円です。また、自転車盗の被害の61.3%は、無施錠によるものとされています。強盗は258件で、そのうち侵入強盗は50件、侵入窃盗の最も多い手口は「空き巣」で、30.4%を占めています。
詐欺被害にも注意
墨田区の広報紙では、詐欺の被害が多発しているとして、昨年中(令和6年)の区内の認知件数が60件、被害総額が約1億3,200万円と紹介されています。ウイルス感染を装う手口など、さまざまな詐欺への注意が呼びかけられています。
データから読み取れること
墨田区は、犯罪の認知件数が減少傾向にあり、凶悪犯罪は少ない一方で、最も多いのは自転車盗です。しかも、被害の半分以上は「鍵をかけていなかった」ものであることから、基本的な施錠の徹底が、被害を防ぐ大きな力になります。なお、これらは区全体・都全体の数字であり、墨田エリアのみの状況を示すものではありません。町丁目ごとの数字は、警視庁の犯罪情報マップなどで確認できます。
3. クレヴィスタ墨田周辺の治安の考え方
墨田・鐘ヶ淵エリアは、大きな繁華街がなく、住宅街が中心のため、口コミでも「下町風情が残る静かで住みやすい街」「治安が良い」という声が見られます。一方で、次の点には注意が必要です。
- 夜間の人通り:住宅街の路地や、河川沿いは、夜間に人通りが少なくなる場所があります。夜間の帰り道は、実際に歩いて確認しておくと安心です。
- 駅周辺の賑わいの少なさ:駅の周りが栄えておらず、遅い時間は、人通りが少なくなることもあります。
- 自転車の盗難:区内で最も多い犯罪のため、自転車を使う方は、特に注意が必要です。
- 建物の防犯設備:オートロック、防犯カメラ、モニター付きインターホン、宅配ボックスなどの有無は、空き巣や不審者対策の大きな安心材料になります。
クレヴィスタ墨田を検討する際は、建物の設備に加えて、駅からの道のりや周辺の交番の位置も合わせて確認しましょう。
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4. 墨田を管轄する向島警察署と交番
墨田エリアは、警視庁向島警察署が管轄しています。公表されている管轄区域には、墨田1〜5丁目、堤通1〜2丁目、東向島1〜6丁目、京島1〜3丁目、八広、立花、文花、東墨田などが含まれています。署は文花3丁目にあり、最寄り駅は東武亀戸線の小村井駅です。
番地によって異なる、最寄りの交番
墨田エリアには、複数の交番があります。
- 鐘ヶ淵交番(墨田2丁目)
- 墨田三丁目交番(墨田3丁目)
- 白鬚橋交番(墨田1丁目):墨田1丁目、墨田2丁目の一部、堤通、東向島1・3・4丁目の一部などを受け持ちます。
- 東向島交番(東向島4丁目)
どの交番が最寄りになるかは番地によって異なるため、物件の正確な住所を物件ページで確認したうえで、最寄りの交番の位置を把握しておくと安心です。向島警察署は、交番を拠点とした地域のパトロールや、特殊詐欺・自転車盗などへの注意喚起、地域団体と連携した防犯活動を行っています。特殊詐欺が発生し、犯人を検挙した場合は、区の危機管理の窓口を通じて、お知らせが発信されることもあります。
また警視庁は、犯罪発生情報や防犯情報を配信する「メールけいしちょう」や、町丁目単位で犯罪の発生状況を確認できる犯罪情報マップを公開しています。入居前に調べておけば、漠然とした不安を具体的な情報に置き換えられます。
5. 墨田区の防犯対策と補助金
墨田区は、「墨田区安全で安心なまちづくり推進条例」に基づき、区民・警察署・消防署・事業者が連携した防犯対策に取り組んでいます。区の公式サイトにある墨田区の防犯対策のページでは、次のような取り組みが紹介されています。
- 青色パトロールカーによる防犯パトロール
- 防犯カメラ等への助成
- コンビニ防犯拠点制度
- 自転車の盗難防止対策
- 「すみだ防犯・防火ガイドブック」の配布
- 「すみだ安全・安心メール」による情報配信
自転車の盗難防止対策
区は、警察署と連携して、区営駐輪場などに啓発ポスターを掲示するなど、自転車の盗難防止対策に取り組んでいます。「自転車には必ず鍵をかけて、盗難を防止しましょう」と呼びかけています。
住まいの防犯対策臨時補助金
区は、全国的に匿名・流動型犯罪グループによる強盗事件などが頻発している状況を受け、「墨田区住まいの防犯対策臨時補助金」を実施しています。区のチラシでは、センサーライト、防犯錠・補助錠、屋外の防犯カメラ、防犯フィルム、録画機能付きドアホンなどの購入・設置費用の2分の1(上限4万円)が補助されるとされています。受付状況や対象条件は変更される場合があるため、賃貸物件で利用を考える場合は、管理会社への確認とあわせて、区の公式ページで最新情報をご確認ください。
6. データから考える対策のポイント
自転車盗への対策(区内で最も多い犯罪)
被害の約57%は、鍵がかかっていなかったケースです。
- ワイヤー錠と頑丈な錠の二重ロックを習慣にする
- 短時間の外出でも必ず施錠する
- 駐輪場は防犯カメラのある場所を選ぶ
詐欺・特殊詐欺への対策
- 知らない番号の電話には出ない、または留守番電話設定にする
- 警察や役所を名乗る電話でも、お金やキャッシュカードの話が出たらいったん切り、公式の番号にかけ直す
- パソコンやスマートフォンの画面に、ウイルス感染を知らせる警告が出ても、記載の電話番号にはかけず、家族や公的な窓口に相談する
空き巣・侵入窃盗への対策
- 在宅中やゴミ出しなどの短時間でも施錠する
- 1階の住戸は、窓の防犯対策を特に確認する
- 宅配ボックスを活用し、不在が分かる状況を作らない
- 補助錠、センサーライト、防犯フィルムなど、後付けできる防犯グッズも検討する(賃貸は管理会社の同意が必要です)
夜間の一人歩きへの対策
- 街灯が多く、人通りのある道を選ぶ
- 河川沿いや、人通りの少ない路地は、夜間は避ける
- 夜間はイヤホンで耳をふさがない
- 不安を感じたら、交番やコンビニなど明るい場所に入る
7. 入居前にやっておきたい治安チェック
- 昼と夜の2回、実際に歩く:同じ道でも時間帯で印象が大きく変わります。鐘ヶ淵駅から物件までを、夜にも歩いてみましょう。
- 最寄りの交番を確認する:鐘ヶ淵交番、墨田三丁目交番、白鬚橋交番のうち、物件から近い交番を把握しておきましょう。
- 犯罪情報マップで町丁目の傾向を調べる:侵入窃盗や自転車盗などの発生傾向が分かります。
- 建物のセキュリティ設備を確認する:オートロック、防犯カメラ、モニター付きインターホン、宅配ボックス、駐輪場の管理状況などを内見時にチェックしましょう。
- 防犯情報の配信に登録する:入居後すぐ地域の情報を受け取れるよう、「すみだ安全・安心メール」や警視庁の「メールけいしちょう」への登録がおすすめです。
8. よくある質問(FAQ)
Q. 墨田・鐘ヶ淵の治安は良いですか?
A. 大きな繁華街がなく、下町風情の残る住宅街が中心で、治安の良さを評価する声があるエリアです。墨田区の犯罪認知件数も減少傾向にありますが、自転車盗は区内で最も多い犯罪のため、日々の施錠の徹底をおすすめします。
Q. 墨田区で特に多い犯罪は何ですか?
A. 区が公表している令和7年のデータでは、自転車の盗難が最も多く、全体の約28%を占めています。その約57%は、鍵がかかっていなかったケースです。
Q. 女性の一人暮らしでも安心ですか?
A. 建物のセキュリティ設備(オートロック、モニター付きインターホンなど)と、駅から物件までの夜道の明るさ・人通りが判断の目安になります。内見の際に確認しておきましょう。
Q. 墨田(鐘ヶ淵)はどの警察署の管轄ですか?
A. 墨田1〜5丁目は、向島警察署の管轄です。
Q. 浅草へのアクセスはどうですか?
A. 東武スカイツリーラインで、浅草まで約10分です。鐘ヶ淵駅は各駅停車のみの停車駅です。
Q. 防犯対策で区の支援を受けられますか?
A. 墨田区では、住まいの防犯対策臨時補助金(補助率2分の1、上限4万円)が案内されています。賃貸の場合は管理者などの同意が必要になる場合があり、条件や期間は変わるため、区の公式ページで最新情報をご確認ください。
9. まとめ
墨田・鐘ヶ淵エリアは、浅草・押上・北千住方面へのアクセス、下町情緒の残る静かな住宅街、手頃な家賃水準、隅田川や公園など水辺の自然が共存する、暮らしやすい住宅地です。墨田区の犯罪データを見ると、認知件数は減少傾向にある一方、最も多い自転車盗の被害の半分以上が「鍵をかけていなかった」ものであり、基本的な対策が、被害を防ぐ大きな力になります。
クレヴィスタ墨田への入居を検討している方は、建物の設備に加えて、夜間の帰り道や最寄りの交番の位置、警視庁・墨田区が公開する防犯情報もあわせて確認し、納得のうえで新生活をスタートしてください。

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