「一之江」と聞いて、どんな街かすぐにイメージできる方は多くないかもしれません。都営新宿線という各駅停車の路線が通るこのエリアは、知名度こそ高くないものの、実は都内でも屈指の治安の良さで知られる「穴場的な住宅街」です。デュオフラッツ一之江ウエストが位置するこのエリアの治安について、データをもとに見ていきましょう。
まず江戸川区全体の傾向から見てみると、区の犯罪発生件数は年々減少を続けています。ピークだった2000年の18,275件から、2023年には4,289件まで減少しており、これは驚異的な減少率です。「件数が多い=危ない」というイメージを持たれがちな江戸川区ですが、実際には23区平均を大きく下回る水準で治安が安定しています。現在の犯罪の内訳を見ても、その約6割以上が自転車の盗難や万引きといった非侵入窃盗で、凶悪犯罪の発生率は極めて低く、日常生活で身の危険を感じる場面はほとんどないと言われています。
一之江エリアに絞るとさらにその傾向は顕著です。2021年に一之江1~4丁目および西一之江1~2丁目で発生した犯罪件数は45件(月平均で3.75件)と非常に少なく、この年の凶悪犯罪はゼロという結果が出ています。別の調査でも、一之江での暴行や傷害事件は年間約4件程度にとどまっており、隣駅の船堀や瑞江が約11件だったのと比較しても、圧倒的に犯罪の少ないエリアであることが分かります。この背景には、地域による定期的なパトロール活動の効果もあるようです。
デュオフラッツ一之江ウエストがある一之江駅周辺は、下町らしい落ち着いた住宅街が広がるエリアです。団地や昭和の趣を残す戸建てが混在する一方で、大通り沿いには新しいマンションも建ち並び、住宅街の中にお寺や墓地が点在するのも下町ならではの風情と言えるでしょう。ファミリー層が多く暮らす地域だけに、地域の目が届きやすく、防犯面でも安心感のある住環境が形成されています。
一方で、油断は禁物です。特殊詐欺の電話について、警察や区役所からの注意喚起が一之江の各丁目で継続的に発信されており、警察官や区役所職員、通信会社を装った不審な電話が確認されています。これは一之江に限った話ではなく都内全域で見られる傾向ですが、こうした「特殊詐欺」への注意は、住まいの物理的な治安の良さとは別に、日頃から心がけておきたいポイントです。
犯罪の種類としては、江戸川区全体の傾向と同様に、自転車盗難が最も多いカテゴリーとなっています。区では「盗難自転車なくし隊」による啓発活動や、青色回転灯を装備した青パトの24時間巡回、商店街や通学路への防犯カメラ設置補助など、地道な対策が功を奏しているとされています。デュオフラッツ一之江ウエストの駐輪場を利用する際も、二重ロックなど基本的な対策を習慣づけておくと安心です。

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